「先生たちには休みたいときに休んでもらいたい」
「正直、人手はもっと欲しいというところはある。先生たちには休みたいときに休んでもらいたいし。何が軽減できるのか、帳票類などアプリやAIを使うことで楽になった。先生たちも残業して日誌を書くことがだいぶ減った」(小学館アカデミー晴海保育園 鎌田孝子園長、以下同)
子どもたちがケガをしてしまったときなど、緊急時にもデジタルの力が発揮されるという。
アプリやAIの導入で、保育現場の負担はぐっと減った
「公園でケガをしてしまった時とかに写真を送ってもらって、『今公園まで行くね』とか『すぐ帰ってきて処置しましょう』といった情報も共有できる。保護者の方も心配されるので、『今こういった状況でこういうケガをされた』と言って写真を見せて、保護者の方に『病院に連れて行ってください』とか『これくらいなら大丈夫です』とかリアルタイムの連絡もとれる」
アプリやAIの導入で、保育現場の負担はぐっと減ったと鎌田園長は話す。
「私もこちらに入ったときは手書きだったが、少しずつ変わってきて、ここ急速に変化があった。先生たちはタブレットで打ち込んでいたが、スマホでもできて、特に若い先生たちはスマホで打ち込むのがとっても早い」
今後、保育士のシフトづくりをAIに任せるなど、AIをさらに活用していく方針だという。
「面倒くさい仕事をAIにやってもらうのはかなり効果が大きい」

