「面倒くさい仕事をAIにやってもらうのはかなり効果が大きい」
保育×AIの取り組みについて、AI研究者の今井翔太氏は「現場の人たちは人同士の触れ合いを、子どもと先生が触れ合うべき。ただ事務作業が大変だとそういう時間が減ってしまう。AIは事務作業とかめんどくさいことをやるのに役に立つだろう」と説明した。
保育の現場では常に人手不足と言われている。東京都の調査によると、保育士が退職した理由は「職場の人間関係」に続いて「仕事量が多い」「労働時間が長い」といった理由が並ぶが、AIはこの点に貢献できるという。
今井氏も「AIを導入するっていうと、結構怖がる人がいる。人が足りている業界はAIを導入すると人減らしになってしまう。ただ、そもそも人手が足りてない仕事ではAI導入して、面倒くさい仕事をAIにやってもらうのはかなり効果が大きいのではないかなと思う。食料を生産するとか、書類を素早く仕上げるなどは人間の温かみとかそういう話ではなく“とにかく数値が大きい方がいい”と。そういう問題は長期的に見るとどう考えてもAIに置き換わるだろうとみられている」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)


