■サブリース契約トラブルは「自己破産を選ぶ方も多い」
「サブリース被害者支援室」筆頭常任理事の服部順一氏は、ワンルーム投資の問題点に「サブリース契約を結ぶことが多い」ことを挙げる。
サブリース契約について、「入居者が見つからなかったら、(サブリース会社は)赤字になってしまう。それを止めるために減額交渉が入ってくる。2年ごとの更新の際に、『この金額では老朽化して、新しいお客さんを呼べない』『隣に新しいマンションができたから値段を下げないと入居者が集まらない』ということで(サブリース業者から)下げさせられる。下げたらローンが返せなくなって、生活が圧迫され、最終的には払えなくなる」と説明。
払えなくなった場合については、「銀行に行ったら一括請求される。そうしたら弁護士に相談に行く。弁護士としては、『安値で売って残った残債を家賃なしで一生かけて返していく』『自己破産して6年ぐらいで信用を取り戻す』のどちらがいいかとなる。そしたら、何千万も残債を抱えたまま一生を送るより、一旦ゼロからやり直すと考えて自己破産を選ぶ方も多い」と補足した。
せめるさんは、不動産投資について、「どんなトラブルがあるのか勉強した上でやることが必要だ」と訴える。「不動産は数百年も前から続いている投資手法、資産運用の1つなので、ある意味トラブルは出きっている。なので、過去の判例や弁護士さんのブログのトラブルを調べれば、こういう問題があったらこういう選択肢がありそうとか。トラブルが起こったときにそのリスクを負えるのか、自己破産レベルなのか、もしくはちょっとお金と時間がかかるが対処できるのか。自分の中で選択肢、リスクを分けて判断するのが不動産投資家だ」。
(『ABEMA Prime』より)
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