群馬のサーブでラリーが始まると、藤井寧々のスパイクがA山形のブロックに触れる形でコースが変わり、そのままポイントが決まるかと思われた。この絶体絶命のピンチでチームを救ったのがリベロ・工藤真帆だった。
ボールの軌道が急激に変わった中でも超反応で床上ギリギリのところからボールを救い上げると、キャプテン・木村友里、アウトサイドヒッター・吉村優花も床上20cmあたりの低い位置から繋いで、何とか相手コートにボールを返したのだ。
まさに“奇跡の粘り”で立て直したA山形は、続くアタックのチャンスで吉村のスパイクが炸裂。相手のブロックを上回ってポイントを決めた。
なお、試合は 群馬グリーンウイングスがセットカウント3-1で勝利。アランマーレ山形はホーム最終戦を勝利で飾ることはできなかったものの、この一連の粘りは次に繋がるプレーとなったのではないだろうか。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)



