こんな結末、作り話ならば誰も相手にはしてくれないだろう。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」のレギュラーシーズン最終戦となった3月28日の第2試合。セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)が倍満ツモ条件をクリアして逆転トップ、さらにMVPも獲得する快挙を達成。視聴者は大いに沸き、試合後には実況が麻雀のドラマ性を語った。
南4局、醍醐はトップ目KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)と1万9400点差。倍満をツモらなければ逆転できず、佐々木のリーグ史上初となる2度目のMVPはほぼ目前と誰もが思っていた。
醍醐の配牌はドラの一万が1枚あるものの、愚形と字牌が多くアガリには苦しい。混一色や七対子に向けて醍醐はピンズとマンズを切り出した。4巡目に白が対子になり、これで4対子だ。解説の土田浩翔(最高位戦)は「混一色・七対子でも裏ドラが乗ればいい」と、倍満の可能性について説明。6巡目、白が暗刻になると、実況の日吉辰哉(連盟)は「リーチ・ツモ・混一色・三暗刻・役々…」と未来図を予想した。視聴者も「まさかあるのか?」「なんだろ、ぞわぞわしてきた」「DAIGOあるか?頑張れ」とざわめく。
日吉「ツモれば逆転ですよ!」Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




