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【映像】仲間の棋士たちのリアクション
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 やはり頼りになるのは、若き王者だった。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ2位決定戦、関東A 対 関東Bが3月29日に放送された。フルセットの末にチームの本戦進出をけん引したのは、関東Bの伊藤匠叡王(22)だ。勝負所でもぶれない落ち着いた指し回しに、仲間からも「落ち着いてますね~」「チーム最年少なのに…」と感嘆の声が上がっていた。

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 伊藤叡王は、昨年春に行われた第9期叡王戦五番勝負に挑戦。当時、八冠保持者で叡王の藤井聡太竜王・名人(王位・王座・棋王・王将・棋聖)とフルセットの激闘を繰り広げた結果、3勝2敗で待望の初タイトルを獲得した。年齢は藤井竜王・名人と同じ22歳。若き王者として、令和の将棋界をけん引している。

 今期の地域対抗戦では、出身の東京都を代表して関東B入り。チームの主軸として勝ち星を挙げ、予選突破に貢献している。“関東ダービー”となった予選Bリーグ2位決定戦では、ステージ1の第5局・大将戦に登場。千葉県四街道市出身の木村一基九段(51)との対戦では、矢倉の出だしから大激戦へ発展。主導権争いの中では、冷静に△5四銀と出て攻撃態勢を整えていた。

仲間の先輩棋士たちのコメントとは?
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