
日本将棋連盟の羽生善治会長(54)が4月1日、東京・将棋会館で定例会に出席し、次期の役員選には立候補しないことを発表した。羽生九段の会長在任は2023年6月から約2年の1期で終えることとなる。
羽生会長は、4月3・4日に行われる役員選に立候補しないことを発表。理由について、「昨年、日本将棋連盟創立100周年という大きな節目を迎えることができ、それが3月31日で終了したこと」とコメントした。さらに、約2年の在任期間のうちに「できる仕事、やることはやりきった」と強調。また、「次の若い世代の人たちに委ねていきたい」という3点を説明した。
後任につきましては4月末の予備選挙、6月開催予定の総会・理事会を経て、新しい運営体制への移行を予定している。
また、羽生会長は注目が集まっていた順位戦のB級2組への参加も表明。「今期も指しますので、よろしくお願いします」と笑顔で語った。「まだ50代ですので、棋士として頑張っていきたいという意欲は持っている」と新年度への意気込みを語った。



