勝利した斎藤八段は、「後手番ながらかなりアグレッシブに動いていくような将棋だったが、ブレーキをかける手が分からず、細い攻めになってしまった。なかなか手が出なかったところもあったが、途中からは開き直って指していた。辛抱したのは良かった」とコメント。次戦に向けて「また作戦を考えて臨みたい」と気を引き締めていた。
一方、敗れた伊藤叡王は、「もう少し手段がありそうな局面もあったが、秒読みになったところで乱れてまい残念。苦しいスタートになってしまったが、切り替えて準備をして臨みたい」と語っていた。
この結果、シリーズ成績は伊藤叡王の0勝1敗に。短期決戦の五番勝負で苦しい黒星発進となった。初防衛に向けて、次戦から巻き返しとなるか。注目の第2局は19日、石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)







