2025年で節目の第10期を数える、将棋界最新のタイトル・叡王戦。歴史こそ新しいですが、8タイトル戦の中でも序列3番目と格式は上位に入ることもあり、五番勝負には大きな注目が集まっています。この記事では第10期叡王戦五番勝負の日程をお伝えするとともに、各局の対局結果も速報としてお伝えします。
目次
- 第10期叡王戦の日程は?
- 第10期叡王戦五番勝負の対局者は?
- 第10期叡王戦 対局の結果【速報】
- 伊藤匠叡王と斎藤慎太郎八段の対戦成績は?
第10期叡王戦の日程は?
第10期叡王戦五番勝負が行われるのは、2025年4月3日から6月14日まで。五番勝負は各局持ち時間各4時間(チェスクロック使用)の1日制で、先に3勝した棋士が新たな叡王となります。より詳しい日程は以下の通りです。
第1局:4月3日(木)
第2局:4月19日(土)
第3局:5月4日(日)
第4局:5月26日(月)
第5局:6月14日(土)
第10期叡王戦五番勝負の対局者は?
対局者は、第9期叡王戦五番勝負で藤井聡太叡王(当時)を3勝2敗のスコアで破り、タイトル奪取に成功した伊藤匠(いとう・たくみ)叡王と、段位別予選の八段戦、さらに本戦トーナメントを勝ち抜け挑戦権を獲得した斎藤慎太郎(さいとう・しんたろう)八段です。
伊藤匠叡王は、2020年10月にプロ入り。デビュー早々に頭角を現し、翌年の第52期新人王戦で優勝を飾りました。さらに、2023年の竜王戦七番勝負でタイトル初挑戦となると、同年度の棋王戦でも五番勝負挑戦を決めました。結果は、いずれも同学年の藤井聡太竜王・名人に阻まれることになりましたが、勢いはそのままに2024年の叡王戦五番勝負でも挑戦権を獲得。フルセットの激闘の末に、3勝2敗で藤井聡太竜王・名人から叡王を奪取することに成功しました。この結果で、自身にとっての初戴冠を叶えるとともに、藤井聡太竜王・名人の八冠独占を崩すこととなりました。
今期の挑戦者となった斎藤慎太郎八段は、2012年4月に四段昇段。2018年度には王座のタイトルを獲得したことがあるトップクラスの棋士です。2020年度から2年連続で名人挑戦者となったほか、タイトル挑戦は3年ぶり6度目となります。今期の叡王戦は、段位別予選から出場し八段戦Aブロックを突破。本戦トーナメントでは準決勝で叡王経験者の永瀬拓矢(ながせ・たくや)九段、決勝で糸谷哲郎(いとだに・てつろう)八段を破り挑戦権を獲得しました。叡王挑戦は今回が初で、両者がタイトル戦で激突するのは初めてとなります。
第10期叡王戦 対局の結果【速報】
■第1局(2025年4月3日)
会場:神楽家(愛知県名古屋市)
先手 ― 後手
手数:
■第2局(4月19日)
会場:アパリゾート佳水郷(石川県加賀市)
先手 ― 後手
手数:
■第3局(5月4日)
会場:か茂免(愛知県名古屋市)
先手 ― 後手
手数:
■第4局(5月26日)
会場:ハイアットリージェンシー東京ベイ(千葉県浦安市)
先手 ― 後手
手数:
■第5局(6月14日)
会場:柏の葉カンファレンスセンター(千葉県柏市)
先手 ― 後手
手数:
伊藤匠叡王と斎藤慎太郎八段の対戦成績は?
両者の公式戦での対局成績は、2023年6月7日に対局が行われた第31期銀河戦Bブロック11回戦の1局のみで、伊藤匠叡王が勝利しています。
この五番勝負では、伊藤匠叡王が初防衛を飾るのか、斎藤慎太郎八段が2018年の王座以来となるタイトル奪取となるのか。居飛車正統派同士による春季の五番勝負のゆくえから目が離せません。
以上、第10期叡王戦五番勝負の日程と対局者、対局成績と結果などをまとめました。
(C)日本将棋連盟
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