【写真・画像】伊藤匠叡王、初防衛戦は黒星発進 挑戦者・斎藤慎太郎八段がシリーズ先勝飾る/将棋・叡王戦五番勝負第1局 1枚目
【映像】伊藤叡王VS斎藤八段 第1局ハイライト
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 将棋の第10期叡王戦五番勝負第1局が4月3日、愛知県名古屋市の「神楽家」で指され、伊藤匠叡王(22)が挑戦者の斎藤慎太郎八段(31)に110手で敗れた。この結果、シリーズ成績はタイトルホルダーの伊藤叡王の0勝1敗に。短期決戦の五番勝負を制するのはどちらか。注目の第2局は、19日に石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で予定されている。

【映像】伊藤叡王VS斎藤八段 第1局ハイライト

 伊藤叡王の初防衛か、斎藤八段の7年ぶりのタイトル奪取か。注目の開幕局は、挑戦者に軍配が上がった。名古屋市を舞台に争われた第1局は、振り駒で伊藤叡王の先手番に決定。得意の相掛かりが志向された。

 約3年ぶりにタイトル戦線に復帰した斎藤八段は、序盤から工夫を凝らした作戦をぶつけて早々に力戦へと発展。高難度の攻防戦とあり、午後に入ると長考合戦が繰り広げられていた。伊藤叡王の決断から大きく局面が動き出すと、抜け出したのは斎藤八段。伊藤叡王は我慢の時間の技を駆使したものの、斎藤八段が主導権を握って終盤戦へと突入することとなった。

 激戦の最終盤では、斎藤八段が先に持ち時間を使い切り一分将棋に突入。すぐに伊藤叡王も秒読みが始まり、白熱の攻め合いへと発展した。一進一退の折衝の中で、挑戦者はひるむことなく前進を決断。激流の中で伊藤叡王も反撃の道筋を模索したが、粘りは実らず。挑戦者に押し切られる形で、伊藤叡王が投了を告げた。

終局後の伊藤叡王、斎藤八段のコメント
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