迎えた第3ラウンド、両者は一歩も引かず激しい打ち合いを展開。大夢のしなやかな打撃と、黒川の重みのあるパンチが交錯する中、黒川の右フックが再び大夢をとらえ、続けざまに左ストレートが顔面を直撃する。

 さらに、大夢の放った渾身の右ハイキックを黒川が顔面で受け、首をクイッとひねって「効いてないよ」とアピール。直後に自らの左ハイで応戦。接近戦では黒川の拳の重さが際立ち、至近距離で“バコッ”という鈍い音を響かせながら、顔面とボディに打撃を叩き込んでいく。そして、左ストレートを撃ち抜かれた大夢は一瞬こらえたものの、時間差で腰からぐにゃりと崩れ落ちるように前のめりにダウン。気力で立ち上がったものの、ふらつきながら後退し、ここでゴングが鳴らされた。

 ABEMAの解説・卜部弘嵩も「手数では大夢なんですが……」と語った通り、正確に当て続けた大夢を、黒川が重い一撃で押し切った。ファンからは「これが階級差か」という声や、顔面から出血しながらも倒し切った黒川に対し「ここで決めるのはすごい」と称賛の声も上がった。

 王者を追い詰める場面を作りながらも、最後は力尽きてマットに大の字となった大夢。表情にはダメージと悔しさがにじんでいたが、立ち上がった瞬間、ラウンドガール全員を含めた会場から大きな拍手。「でも、どっちかというと大夢があっぱれだ」というファンの声の通り、“階級差マッチ”で堂々と打ち合ったその姿に、惜しみない賛辞が送られた。

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【映像】時間差で崩れ落ちる衝撃KO
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「効いてねぇよ」アピール直後に衝撃KO “相打ち”からの劇的決着に「クロスカウンターだ」
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「もうダメだ!」カーフで足が“ぐにゃり”の衝撃KOに実況驚愕…絶叫
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