■自分の求めた補助金・助成金を見つけた喜びの声が炎上…
補助金は、比較的予算が大規模で地域活性化など、国の政策目標に沿った事業を支援するために支給される。一方、助成金は、小規模な予算で雇用促進や労働環境の改善などを支援することが目的だ。主に国・地方自治体が管理しているが、民間企業が行っているケースもある。その数は実に約4万件にものぼり、困った人々を救うものになる一方で、手続きが複雑だったり、そもそもの使途が「税金の無駄遣い」と指摘されるものもある。
今回、投稿が炎上してしまったたかまつ氏だが、見つけた助成金は若者の政治参加や主権者教育に関するもの。炎上後の投稿では「補助金や助成金が使われている=悪だと決めつけるのはやめてほしいです」とも訴えた。「ワクワク」という言葉を使ったことに反省しつつ、戸惑いも隠さなかった。「ちょっとびっくりした。NPOやソーシャルセクター全体に、すごく厳しい目が向けられていて、思いを持ったような団体でも『公金チューチュー』みたいな言い方をされる。みなさん『ワクワクする』という言葉にすごく引っかかりがあったみたいだ。NPOやソーシャルセクターは、やりがいもものすごくある業界だが、大変だ。助成金をいただいて、こういう事業をしたらこういう未来が作れるというところはやはりワクワクする部分があるので『ワクワクする』と使ったが、その言葉の書き方がよくなかったと思う」。
たかまつ氏は、まだ助成金を受給する前であり、また申請しようとしたものは民間によるもの。税金を元にして支給されるわけでもなく「公金チューチュー」と揶揄されるものでもなかったが、結果的には補助金・助成金へのイメージの悪さもあってか、炎上する事態につながった。
■補助金・助成金の必要性は?
