性的広告の自主規制に限界も?

性的広告の自主規制に限界も?
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 これらの課題は自主規制で解決ができるのか。石田氏は以下のように述べた。

「自主規制をする業界の団体やガイドラインがもっとしっかり旗を振ってやるというところももちろん大事だと思うが、そこからこぼれ落ちる問題は絶対にあるそうだ。そのこぼれ落ちる問題を、『広告の特定のトピックに関して学んでもらいましょう』ということではなく、『より広範な、性教育や、エロというよりは有害な広告に関してしっかりリテラシーをつけましょう』ということは、学校でベーシックにやるべきだ。さらに、日本は性教育がすごく遅れており、その問題はセットで考えなければ、表現の自由を守る、一方で規制ガイドラインも必要、という話だけになってしまう。その先のコアなところでは、どう子どもや青少年とのコンテンツの関係性を決めていくのかというとこが大事だ」

「エロ広告というものの定義が、例えばステマの禁止などに比べると、グラデーションであるというところは間違いない。例えば着用している衣服が下着であるものを、エロと見なすかどうかはかなり議論が出ると思う。大人にとってはエロではないが子どもにとってはエロであるという恣意的なラインも出てくるかもしれない。一足飛びに効率化に行こうと、法制化に行こうという前に、もう少し広範な議論というか、どういう表現を良くないものとしてこの社会で考えるのか、それがある程度明確化された場合は、法に頼らずとも業界団体の自主性で叶うかもしれないため、そういうところからステップを踏んでいく必要がある」

(『ABEMAヒルズ』より) 

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