A山形のサーブで始まったシーンで、中央・宮部藍梨のスパイクがブロックに遭うと、これを拾って再び攻撃を展開。櫻井美樹が拾って、リベロ・森田茉莉がアンダーハンドで上げたトスがレフトに届くと、これに勢い良く助走をつけて飛んだのが河俣心海だ。
183cmのオポジットは、強烈なスパイクを打つと見せかけて拳でボールを捉える。そして2枚ブロックの後方、相手が誰もいない場所へ見事にボールを落として見せたのだ。まるで“グーパンチ”のような秀逸なフェイントからポイント奪取した。
下北沢成徳高校で2年連続準優勝に貢献した河俣は、今年1月、秋本美空、矢田和香と共に期待を背負う高卒ルーキー。この試合では9本のスパイクや1本のエース、1本のブロックポイントを記録し、ここまで5試合で44得点を挙げる活躍を示している。
そんなスーパールーキーが躍動した姫路は、A山形の追撃をものともせず、セットカウント3-0で危なげなくストレート勝ちを収めた。
(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)


