減税と言えば、これまで支持率回復の切り札として出されてきたが政権が期待する効果はほぼなかったという「黒歴史」がある。
1998年、支持率低下の挽回を狙った橋本龍太郎総理は定額減税を実施したが、その後発言が二転三転し、自民党は参院選で大敗。退陣に追い込まれた。さらに2024年、裏金問題で大ピンチの岸田文雄総理も定額減税を実施したが支持率アップの効果はなかった。
「世論調査でもまったく支持されなかった。国民からすれば『バカにするな』という思いがあったはずだ」「安倍(晋三)総理だって下げなかった消費減税を本当にやれるのか、石破総理らしく迷走する気配もある」(青山氏)
消費税減税案を打ち消した理由は?
