関税の狙いは？
関税の狙いについて、第一生命経済研究の首席エコノミスト・永濱利廣氏は次のように話す。
「トランプ大統領的には、国内における海外製品を締め出すことによって、アメリカの製造業を復活させようというふうにやっている。結果的に見てもらったらわかる通り、アメリカで物の値段が上がっちゃって売れなくなるので、このままやると失敗すると思う」
日本にかけられた「相互関税」は24％だが、計算式があると永濱氏は言う。
「各国がアメリカに輸出している金額に対して、アメリカからどれぐらい輸入しているかという割合を基に計算している。日本はアメリカに輸出するのに対して、アメリカからの輸入が少ないので、比率が高い。カンボジアやベトナムなどの新興国はそもそも国の経済の力がないので、たくさん輸出する割にはアメリカからの物をそんなに買えない。そういう国ほど関税率が上がっている」
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