石破総理は地方創生担当大臣だった2016年や、自身3度目の総裁選に出馬した2018年の本会議で目を閉じた瞬間をカメラに捉えられていた。さらに2024年の11月、総理大臣の指名選挙がおこなわれた本会議中、しばらく目を閉じ続けており「居眠りでは?」との指摘に、林芳正官房長官は「風邪気味で風邪薬を服用していたと聞いている」と釈明した。

 元衆議院議員の宮沢博行氏は「本会議って衆議院は午後1時から始まる。自民党は12時から1時直前までお昼を食べながら会議する。休んでいる間がない。それで1時に本会議場に来て面白くない話してれば、睡魔に襲われることもある。そこを我慢して起きていなくちゃいけない」と説明。

 「私たちも含めてコメンテーター、講師はしゃべるのが仕事。聞いている人が寝ているのだったら、自分の話が面白くないと反省しなければいけない」と、居眠りは発言者にも責任があるとした一方で、最終的には「会議中に寝ちゃダメ」と言い切った。

 自身は寝たことはあるのかと問われると「(週刊誌の)『FLASH』に撮られた」と明かして、「あの日は議場から出て行って、休憩室にたくさん議員がいて『今日はツラいな。寝たら週刊誌に撮られるよね』とみんなが言っているような半日だった。みんな眠い会議だった」「寝ちゃダメなんだけど、それでもその議題の作り方、ダメだなと思った」と振り返った。

国会議員の居眠りの原因は?
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