第5セットを9-4とリードした場面のことだ。東レ滋賀のサーブから始まったラリーは互いに譲らない展開に。姫路・秋本美空も強烈なスパイクを放ったが、相手の好レシーブに阻まれていた。その中で、コート中央にて味方選手がレシーブしたボールの落下地点に入った秋本は、背筋を伸ばした状態で膝を着いたトスで、渡邉かやのバックアタックをお膳立てした。ファイナルセットの重要な局面で、冷静なアシストを決めてみせたのだ。お膳立てしたプレーもさることながら、凛とした立ち振る舞いも際立っていた。
この3月まで高校生だったとは思えないスーパールーキーはその後、フルセットの14-10の場面でも重量感のあるパワフルなスパイクを放ち、チームを勝利に導いた。4月の第3週から始まるチャンピオンシップ(プレーオフ)でも目が離せない存在になりそうだ。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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