14日、参議院決算委員会にて日本維新の会の柳ヶ瀬裕文議員が加藤財務大臣に“究極の質問”を投げかけた。
柳ヶ瀬議員が「先般、自民党の森山幹事長が鹿児島市内の講演で2022年にイギリスで起きたトラス・ショックで政権が短命に終わった例を出した上で『財源の裏付けのない減税政策は国際的な信任を失う』という発言をされた。それに対して、今朝の8時54分に御党の高市早苗議員が『減税や賢い政府支出の必要性』を言っている。両極端な話だと思うが(加藤)財務大臣は森山派なのか、それとも高市派なのか、どちらの立場か?」と質問すると国会では大きな笑い声が。
これに対し加藤財務大臣は「個々のそれぞれの方の発言に政府としてはコメントしないということがこれまでの対応だ。私どもとして、基本的に恒常的な支出につながるものに対しては安定的な財源の確保が必要だということはこれまで申し上げてきた」と答えた。
柳ヶ瀬議員は「なかなか硬い答弁だったと思うが私は高市派の立場を取っている」と明言し「別にも森山さんが嫌いとかではなく。高市さんはツイートの中で、『財政状況を、債務だけのグロスで見るか、資産を含めたネット債務で見るか、幹事長と私の考え方の違い』『イギリスは、ネットの資金需要が大き過ぎ、国際経常収支は赤字でした。日本の国際経常収支は黒字です』としている。当時のイギリスの状況は多分10%くらいインフレだった。それに対して日本の場合は今3%で、これコアCPI(消費者物価指数)で見ると1.5%で状況は全然違うと思う。だから、これは森山さんがどこまでご理解をされていたのかはわからないが『とにかく減税はダメだ』という大きな意思を持った発言なのかと思っている」と分析した。
(ABEMA NEWS)
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