変化の時代における自分の価値観の保ち方、柔軟性と自分の軸のバランス
「自分自身の価値観をしっかり把握しておくことが大切だ。自分はこう思うという軸がないと、他人の意見に流され、『あなたはどう思うのか』と聞かれた時に答えられなくなってしまいがちである」と木村氏は強調する。
「人に話さなくても、自分の中で考えを言語化しておくことが重要だ。最初に自分の軸を持っておけば、周りの声に左右されにくくなる」
価値観に固執しすぎることのリスクについて木村氏は「自分の価値観に固執しすぎて、人の話を全く聞かなくなるのも良くない。まずは他者の意見や事実を一旦受け入れて『そういう考え方もあるのだな』と知ることが大切」と説明する。
「その上で、最終的な判断は自分でする。判断を他人に委ねると責任転嫁しがちだ。他人の意見は『事実』として受け止め、その上で、自分自身で決めることが重要である」
トランプ氏のメンタルはどう評価すべきか
「メンタルが強いという面も一理ある。自分自身を全肯定できる点は、精神的な強さと言えるだろう」と木村氏は述べる一方で、「今回の関税の件でも見られたように、株価などの市場の反応を見て不安になる、いわゆる『ビビり』な面もあるのではないかと思われる」と分析する。
「自分の発言によって状況が悪化するなど、自身が否定される状況には非常に敏感だ。自己肯定感が強い分、否定されることを極端に嫌う傾向がある。そのため、虚勢を張りながらも、周囲の反応を非常に気にするアンテナは持っており、ある意味ではメンタルが弱い部分もあると見ている」と木村氏は指摘した。(『ABEMAヒルズ』より)
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