4月5日(土)に行われたTVアニメ『小市民シリーズ』第2期先行上映会より、第2部のキャストトークパートがABEMAにて独占無料放送された。
『小市民シリーズ』は、『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズの作者にして直木賞作家・米澤穂信による、シリーズ累計110万部突破の人気ミステリ小説を原作としたアニメ作品。優れた推理力により、過去に苦い経験をした小鳩常悟朗が、清く慎ましい“小市民”を目指そうと、同じ志の同級生・小佐内ゆきとたがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を結ぶも、なぜか不可解な事件や災難に巻き込まれていく青春ミステリが描かれる。
2024年7月に待望のアニメ化を果たすと、緻密に練られたミステリや、小鳩と小佐内の繊細な掛け合いが人気を博し、放送終了とともに第2期の制作と2025年4月の放送開始を発表。第2期では『秋期限定栗きんとん事件』『冬期限定ボンボンショコラ事件』までのストーリーが描かれるとのことで、多くのファンの注目を集めている。
イベントには、梅田修一朗(小鳩常悟朗役)、羊宮妃那(小佐内ゆき役)、古川慎(堂島健吾役)、上西哲平(瓜野高彦役)、宮本侑芽(仲丸十希子役)、山下誠一郎(氷谷優人役)らが登壇。第2期に向けた心境や、アフレコ裏話など、大盛り上がりのトークを繰り広げた。
■上西哲平「心がワクワクします」アフレコ&オーディション裏話も炸裂した『小市民シリーズ』振り返りトーク
本作は、優れた推理力により、過去に苦い経験をした小鳩常悟朗が、清く慎ましい“小市民”を目指そうと、同じ志の同級生・小佐内ゆきとたがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を結ぶも、なぜか不可解な事件や災難に巻き込まれていく青春ミステリ。
2人が“互恵関係”を解消するという衝撃の展開で幕を閉じた第1期だが、第2期では、小鳩はクラスメイトの仲丸十希子と、小佐内は新聞部一年の瓜野高彦と付き合い始めたところから新たな事件と物語がスタートするということで、イベントでは早速、第2期より新たに加わった主要キャラクターたちを掘り下げていった。
まず、瓜野役の上西へ第2期に向けた心境を聞くと、上西は「イントロダクションにもあった“小佐内と瓜野はつきあいはじめる”というこの一文、心がワクワクしますね」と笑いを誘い、小鳩と全くタイプが違うという瓜野と小佐内の関係性に注目してほしいことを語る。
また、小鳩と付き合うことになる仲丸役の宮本も「ワクワクしますね~」とにっこり。「事件ももちろんありますが、それと対照的にイチャコライチャコラしている若者たち代表という感じで…(笑)仲丸ちゃんが話している時はちょっと穏やかな気持ちになれるかなと思います」と、事件の裏で描かれる学生たちの日常シーンの魅力を語った。
そんななか、続いて瓜野を支える中学時代からの友人・氷谷優人の紹介へ移ると、「まぁ誰とも付き合ってはいないんですけど……」と少し寂しそうに話す山下に、会場は大爆笑。また続けて、アフレコ初参加の思い出を語った山下。アフレコに初めて参加した際はまだ、アニメ第1期の放送前だったそうで、「ヒントになるものが小説しかなかったので、お三方(梅田さん、羊宮さん、古川さん)のお芝居をもとにこの世界を知っていきました」と役作りについて振り返る。
また上西さんはオーディションを振り返り、「スタジオオーディションの段階で、注意書きみたいなものがあって!『生っぽい(リアルな)芝居でお願いします』って監督さんから指定があったんです!そういう指定があるオーディションってあまり多くないので…」と驚いたことを告白。オーディションから制作陣の熱量を感じたことを語った。
羊宮妃那の珍回答に会場中が大困惑