インドの「等距離外交」から学べることは?
「2月に首脳会談が行われたが、内容を見るとインドが防戦一方だった。したがって、インド国内での評価や関心は高くない、かつ、首脳会談したにもかかわらず、相互関税がポンと課せられてしまったというところもあり、そこはこれからの要交渉か。すでにインド側から出ているのが、アメリカからの輸入品の大体半分以上の関税を下げると言っている。ただ、相互関税が発表される直前にUSTR(通商代表部)が言ったのは、『非関税障壁が高い』と注文をつけている。そこにメスを入れられるかどうかが、インドが交渉をうまく進められるかどうかの肝になる」
また、「等距離外交」と呼ばれるインドの外交とそこから日本が学べることとは。西浜氏は以下のように述べる。
「どの国ともくっつかない、アメリカやロシア、いろいろな国と同じ距離であるということ。そういう意味では是是非であり、新興国にありがちな “どこともくっつく”というのも実は違っている。インド自体、大国意識がすごく強い国。したがって、そういう意味で、アメリカともロシアとも中国とも伍していく、どことも伍していくという感覚はもしかしたら日本としても学ぶべきポイントであるのかなと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
※西浜徹氏の「浜」は正式には「まゆはま」
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