なぜそのような使い方をするのか。上口氏が利用者に尋ねてみると、「お仕事の都合で週に1回ぐらいは(自宅から離れた)ジムの近くで仕事をしている。ただ、ホテル取るのもちょっとめんどくさいと。たまたま自分はワールドジムの会員で、出張のときは朝まで過ごさせてもらっている」ということだった。

 さらに、24時間ジムの元店長だったという20代の男性は、「例えば、ストレッチエリアに深夜帯から5時間以上滞在されて帰られる方や、個室のシャワールームに入って5時間ほど出てこない方もいらっしゃった」と話す。

 宿代わりにされる弊害について、上口氏は、「2つあると思っている。1つは、同じ時間にトレーニングを一生懸命頑張りたいと、真面目にやっている方々から環境が悪いジムだと感じられてしまうところ。もう1つは、設備の清掃状態などに弊害が出てくると思う」と説明。

 今後も24時間営業を続けていきたいとした上で、「僕たちは基本的にお客様1人1人のマナーやモラルによって質が担保されている。あとはお客様同士の相互の助け合いで成り立っているビジネスでもある。実際に入退館に関しても、時間でしっかりモニタリングできるような仕組みを入れたので、だいぶ環境が改善されてきた。ただ、まだまだ隙間を縫ってジムを本来の目的と違う使い方する方がいらっしゃるので、引き続き会員のためにもしっかり管理していきたいと思っている」と語った。

(『ABEMAヒルズ』より)

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