■トランプ氏により「アメリカの没落が早まった」と経済学者
小幡氏はトランプ関税以前から、トランプ氏の言動が国内外からの反発を招くと予想していた。「トランプ氏は、目の前のディールで自分の手柄を立てようとしていて、発言に矛盾がある。罪深いのはバンス副大統領だ。ウクライナのゼレンスキー大統領との会談以前にも、ヨーロッパ人を侮辱していた。後から『あれはディールのためで本心ではない』と言っても、傷ついた信頼は戻らない」。
これまでアメリカ国内は「株価も経済もバブル的だった」として、「どこかで調整・減速しなければならないときに、ショックが起きると、もう流れを戻せない。『アメリカだけがダメ』と言っても、世界経済はアメリカ市場に依存しており、アメリカが沈めばみんな沈む」。
■「一度失ったサプライチェーンや信頼は、永遠に戻らない」
