吉村氏が舌を巻く「本当にリアルな意見」

吉村府知事(右)、古舘伊知郎氏(上)、石丸伸二氏(下)
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 大阪ラセン管工業株式会社 代表取締役社長小泉星児氏は「良い部分と悪い部分がどこかで出てくる。あまり言うべき意見じゃないかもしれないが、『学校のブランド』的なものがあったりして『この学校はこういう人たちが来る』とか、そこがグチャグチャになる。今、息子が通っているところは父の代から通っている学校だがちょっと寂しい気もせんでもない」と本音をこぼした。

 これに吉村氏は「これは本当にリアルな意見としてよくおっしゃられたなと思う。高校無償化の時にずいぶん議論してぶつかって賛否がある中でやったが、表に出てきていないが『この学校にこのブランドがあって、こういう家庭層が入ってくる。そうじゃない家庭層が入ってくると、秩序が乱れる。だからやめてくれ』というのはアンダーからすごい声が上がった。でもこれは僕も分かる」と理解を示す。

 その上で「理想論を言うわけじゃないがその子が行きたいのであればそこに行ったら変わるかもしれない。皆さんも元々社長で親から継がれている方もいるかもしれないがそうじゃない環境で頑張って社長になられて子どもに教育を受けさせられるようになった人もいると思う。そう考えたら他人の子だけどそういう子が今度そうなるかもしれない。能力が高い子がチャンスを握るべきだと思う」と述べた。

 番組MCの古舘伊知郎も「もう時代が違う。固定観念はかなぐり捨ててお嬢さんとかお坊ちゃんしか入れないような固め方をするのは良くない。変わらなきゃダメ」と話した。

 吉村氏は「僕は“両方”経験している。自分が裕福ではない家庭で育って勉強して弁護士になってある程度収入を稼げるようになってこういう社会があるんだと知った。日本の子どもに生まれたら行きたい学校を目指せる社会にしたい。政治家として」と決意を語った。

石丸伸二氏「優勝劣敗が生まれた瞬間に決まっている社会を認めちゃいけない」
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