試合後、自身が無敗で終えたことに、藤井竜王・名人は「結構苦しい将棋も多かったんですが、結果としてチームに貢献できてうれしく思います」と語ると、ステージ2の出番が少なかったことに「青嶋七段が本当に大活躍で、こちらも心強い気持ちで楽しく観戦していました」と笑顔。さらに、MVPを選んでという進行役のリクエストに「なんか本来、監督の仕事のような気がしますけど…」と微笑んだ後に「青嶋七段の活躍が本当に素晴らしかったと思います」と称えていた。
これを聞いた青嶋七段は「さすがに9勝したのは奇跡」と謙遜。「チームのみなさんが非常に強力なメンバーで、安心して戦えた面は大きかった。団体戦ですので、対局が終わった後に出迎えていただいたり、みんなで検討したり、そういうのがモチベーションになって、いい結果につながった」と笑顔だった。また、ファンからも「コメントww完璧w」「聡太が選ぶの?w」「監督の仕事までやりだしたぞww」といった言葉で盛り上がっていた。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)