「人を管理するよりも自分の仕事を一生懸命する方が気が楽」

韓国
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 玉川氏がインタビューをした男子大学院生は「個人的には人の上に立って引っ張っていくことや責任を持つことに負担を感じます。高い地位に上がれるのはありがたいことですが、どこまでが僕の力量として最善かを考えると管理職など高い地位までは行きたくないです」と語った。

 29歳の女性会社員も「私は社員として安定的に暮らしていきたいと思っています」と話し、29歳の男性会社員も「特に昇進したいという考えはありません。誰かを管理するより自分の仕事だけをする一般職をしたい。人を管理するのはとても難しい仕事だと思う。人を管理するよりも自分の仕事を一生懸命する方が気が楽だ」と本音を打ち明けた。

 管理職になりたくない若者たち。実は近年ある傾向が。

 HD現代重工業株式会社の労組幹部、キム・ギュジンさんは「多くの20〜30代は自分のスペックを上げるために入社します。様々な業種で経験を積んで技術を得てその技術で起業することが一つのロマンになっている。私たちの会社では500名が入社すると1年以内に約30%が離職する。そして4年以内には50%以上が離職し、10年経つと30%程度しか残らないと言われている。これは韓国社会の複雑な問題だと思う。簡単に解決できる問題ではない」と実情を語った。

 社内で出世し管理職になるより自ら起業したいと考える若者たち。管理職はやりがいのない仕事なのか? そして、どういう人が向いているのか?

「社長以外の管理職は全てなし」にした会社 
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