クローゼットは“青”だらけ?“一旦卒業”宣言後の悩み
矢田氏のイメージカラーは“青”。クローゼットを埋め尽くす“青色のジャケット”について、矢田氏は以下のように語った。
「特に参議院って女性議員が多いため、参議院になる時に、イメージカラーを決めようということで決めた。最初、青色のジャケット自体が稀でいろいろな人に声をかけて、見かけたらとにかく連絡してもらい、どんどん買い揃えていったため20着近くある。今は、黒とかグレー、紺色のスーツを一生懸命買い揃えている」
野党の議員だった矢田氏が異例の抜擢となった経緯について、矢田氏は以下のように振り返った。
「青天の霹靂。当時、会社に復帰する準備を進めていたが、会社に官邸から『補佐官に…』と電話があった。会社側も断る理由もないし、あなたがしてきたことが生かせるのであれば、受けてみてはどうかと」
「参議院時代、自転車で通っていたので、自転車で通わせてくださいと話をしたら、やめてくださいと言われた」
野党出身であることの官邸内での「アウェイ感」はなかったのか。
「入ったのも初めてなら、ここはどこだと言って見学から。官邸にいる人は与党の方なのでアウェイ感があった。就任した時に全議員の部屋(720人)を回って挨拶したが、岸田総理にも驚かれた。野党の人には、裏切り者といったようなことを言われたこともあった。ただ、参議院の時に一緒に活動していた与党議員の先生方が、ちょうど副大臣クラスに就任されたり、副官房長官になられた方もいたため、すごくよくしてもらった」
官邸に入ったからこそできたことについて、「1年半で38カ所の現場を回る」「賃上げや雇用問題についての現場からの課題提起」などをあげた。また、その他の功績として「女性の働き方の違いによる生涯賃金の差」といった、政府初のデータを複数公開している。
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