■「全員が使えることがすごく大事」

高祖常子氏
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 児童虐待防止全国ネットワーク副理事長の高祖常子氏は、「子育てサービスは、『何を使えばいいのか』『そもそも何が使えるのか』も、自分で調べて申請する必要がある。自分で調べる気力のない人は、“申請主義”の中ではサービスを使えない」と現状を嘆く。

 そこで、子育てケアマネの導入によって、「使えるサービスを提案してくれたり、書類の書き方を教えてくれたりする。そんな専門職の伴走者が、毎回変わらずに顔が見える状態で、全家庭にいるといい」と期待を込める。

 現状でも「特定妊婦のように大変な家庭にはケアが進んでいる」というが、「私も妊娠·出産を経験したが、初めての時は全員が特定妊婦ぐらいの感じのため、全員が使えるっていることがすごく大事だ」と語った。

■「全家庭」にケアマネは不要
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