【MLB】オリオールズ4-3ヤンキース(4月28日・日本時間4月29日)         
4月5日(日本時間4月6日)に行われたボルティモア・オリオールズ対ニューヨーク・ヤンキースの一戦で、オリオールズ・菅野智之が、切れ味鋭いスプリッターで、“打率4割”最強アーロン・ジャッジを空振り三振に打ち取った場面が注目を集めている。
4-0、オリオールズ4点のリードで迎えたこの試合の5回表・ヤンキースの攻撃、無死一塁の場面で打席に立ったのは、第1打席、第2打席と、菅野から相次いでシングルヒットを放っている2番のアーロン・ジャッジ。そのジャッジに対して菅野は、遠いところ中心の配球で勝負することとなったが、カウント2-0からの3球目、内角低め、ボール球のスプリット、4球目、外角いっぱいのスライダーと相次いで空振りを誘い、カウントを整えると、5球目は、外角低めの速球であえてファウルを打たせ、外の球を意識させることに。そして迎えたカウント2-2からの6球目、菅野が投じたのは、内角低めのボールゾーンへと急速落下する141km/hのスプリット。浮くように見えてそのままストンと沈むこの1球に、さすがのジャッジもバットが空を切り、あえなく三振となった。ネット上からは「すげえw」「カッコよすぎ」「エグすぎ」「絶妙な落ち幅」「気迫を感じる」「4割打者を仕留めたw」「ジャッジも打てんのか」「巨人のエースやぞ?」といった様々な反響が巻き起こることに。
第1打席はスライダー、第2打席は速球と、異なる球をキッチリと弾き返されたなかで、過去2打席では投じなかったスプリットで空振りを奪ったこの場面。引き出しの豊富さと、勝負度胸に定評のある菅野らしい、なんとも爽快な奪三振であったといえそうだ。