その狙い通り、数巡後にはテンパイ。この時点で河には、無情にも純チャンタ・三色同順が成立する高目の9索は全て捨てられていた。だが、小林は迷わず6・9索待ちでリーチ。次巡、もうひとつのアガリ牌である6索を射止め、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラの満貫・8000点を成就させた。
この一撃で、わずか300点差の逆転勝利を決めた小林は試合後、「最後、高目が4枚切れてからの一発ツモで逆転できてよかったです」とコメント。「一発ツモじゃなくてもツモれば2着。で、ツモって裏1ならトップということで、当然リーチなんですが」と説明し、「ダメだろうと思ってリーチしました」と振り返った。
チームは、これでセミファイナルシリーズ8勝目。首位を走る赤坂ドリブンズに、64.0ポイント差まで肉薄した。「今日からドリブンズと20戦勝負と思っている。もちろん、相手はドリブンズだけじゃないですけど、まずはドリブンズとのちょっとの差を意識してやっています」。ファイナルシリーズを含めて、あと18戦。「普通に打って、結果、プラスを伸ばせればなと思っています」。海賊船の航路は、既にファイナルシリーズへと向かっている。
超僅差!激戦の試合結果Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




