松本は、キックボクシング界では異色となる東大法学部卒の現役公務員ファイター。30代でプロデビューし、現在40歳にして公務とプロ格闘技の“二刀流”をこなす異例の存在だ。対する坂本は21歳の若き新鋭。幼少期から空手で実績を積み、プロ戦績は4勝1敗。勝った試合はすべてKO勝利という、スピードと破壊力を兼ね備えたパンチャーであり、冷静な試合運びも評価されている。

 そんな対照的なバックボーンを持つ両者のマッチアップは、予想を超える展開、結末となった。ゴングと同時に松本がプレッシャーをかけ、坂本をコーナーに追い込むも、坂本は右ローで意識を下に誘導。松本の右フックに合わせる形で、坂本のフルスイングの左フックがクリーンヒット。一撃で松本は横に“グニャリ”と崩れ落ち、失神。そのままKOとなり、レフェリーが即座に試合を止めた。坂本が1ラウンドわずか17秒で圧巻の勝利を収めた。

 ファンも坂本の“ひと振り”に「えぐ」「速い」「一撃!」と驚きの声を上げる一方、壮絶に散った松本には「大丈夫かよ…」「担架! 担架!」「松本は打たれ強い印象だったのに…」「無事であってほしい」と心配の声が相次いだ。

 リングにはストレッチャーが投入され、松本は足をピンと伸ばしたままピクリとも動かない状態。観客からは公務員ファイターへ「明日の勤務、大丈夫か?」「明日は有給休暇だろうな…」の声も。

 スローリプレイでは、松本がフックを振りかぶったタイミングに、坂本の左が横からガツンと頬を直撃。その瞬間、脳が揺れたような衝撃とともに松本のスイッチが切れたように脱力し、そのまま崩れ落ちる姿に観客は再び騒然。「うわ、カウンターか…」「倒れ方やばいなあ」「KO率100%を更新した」との声が続出し、会場は静まり返るほどの衝撃に包まれた。

 なお、その後が心配された松本は試合後に自身のXを更新。「周りの皆さんのおかげで立てたkrushのリング もっと長く感謝の気持ちを表現したかったけど、練習の成果を出す前に終わってしまった 本当に不甲斐ない 練習通じて、もっと格闘技が好きになれたことに感謝しつつ、お疲れさまの乾杯 明日からまたしっかり働きます」と無事を報告。

 さらに一夜明けたきょう「普通に出勤し、途中抜けて検査しましたが異常なし 仕事あって大変と言われるけど、ちゃうな。仕事あるのは救い、かつ甘え。 専業ファイターの方がシビア。 良い面ばっか経験してたけど、少し格闘技の本質を知れた気がします」とファンに報告。一連の投稿に対して、ファンからは激励と労いの声が寄せられている。

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【映像】“一撃”でぐにゃり…衝撃カウンターKO
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“西の喧嘩屋”、衝撃の瞬殺KO負け 「ヤムチャみたいな倒れ方」驚き
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「ゴング後だろ!」終了間際の“一撃”が波紋 右ストレート撃ち抜かれカウント進むも… 1ラウンドに2度ゴングの珍事
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