“消費税減税案”のカギは? 「合意された税のシミュレーション」の必要性指摘も ABEMAヒルズ 2025/05/02 11:50 拡大する 石破総理が消費税減税に慎重な考えを述べる一方で、与野党からは消費税減税を求める声が上がっている。 そんな中、The HEADLINE編集長の石田健氏は、そもそも議論の前提として必要なものとして「与野党で合意された税に関するシミュレーション」をあげる。「アメリカには『タックス・ファンデーション』のように、税に関してのシミュレーションを出すような機関がある。一方日本では、与野党の党首が独自のシミュレーションを出すなどしてみても、それが議論の出発点とはならない。例えば、『減税をすると、消費者の生活が楽になって、その分消費に回って経済が押し上げられて税収も上振れする』などの話をされるが、その数字に関して全員が合意した上でディスカッションしていない。だから、結局水掛け論になって、『国民の生活が苦しい』『いや、今減税をしたら将来世代にツケが…』みたいな話をずっとしている。最初に、まずみなさんでシミュレーションを出しましょうよと。財務省に紐づきの機関でもいいし、内閣府がもっと強いイニシアティブをとってもいいかもしれないが、同じ数字をもとに議論しないと全く進まないというところは非常に問題だ」 続きを読む