ChatGPTに実装が発表された“買い物機能”とは?セキュリティリスクは大丈夫?

AI経由でAmazon・楽天への流入
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 AI検索を経由して購入サイトへ移動した件数についても、Amazonで13倍、楽天では69倍と急増しており、今後もさらに伸びる予想だ。また、ChatGPTでは4月28日に「買い物機能」も実装されることが発表され話題になっている。

 機能としては、通常のChatGPTによる検索結果にECモールのような商品画像や価格、レビューといった購入検討に必要な情報がタイル状に表示される形である。アメリカでは、既にこの機能にカートボタンが実装され実際に購入することもできる。

 望月氏によれば、この機能が発表されてから、「企業さんからも問い合わせ等は非常に多く、影響は大きいと思う」という。

 AI検索で購入までできる機能が実装されるとなると、個人情報の漏洩リスクなど、セキュリティ面での懸念事項はないのか。望月氏は「今はAmazonなどの会員機能を使うため、直接ChatGPTの中にカード情報を保持するということはない」と説明。

 また、「一方で大事なのは、ChatGPTのメモリー機能は、自分が普段使ってる履歴も全部覚えてくれるから、従来の検索ではなくて、自分の普段気にしてることなど、全部加味した形でやってくる。これは逆に言うと覚えさせた方が買い物としてはすごく便利になる」と補足した。
 

Google検索時の“AIオーバービュー”
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