23歳の鈴木と、21歳の遥心による期待の若手対決。Krushデビュー戦での敗戦からおよそ1年ぶりのKrushのリングとなる鈴木は、長身とリーチを活かした右ミドルキックを武器に粘り強いファイトスタイルが持ち味。一方の遥心は、K-1カレッジ2023 -60kg級覇者で、フルコンタクト空手でも実績を持つ。プロのリングでは3連勝中であり、スーパー・バンタム級の上位進出を目指す試金石となる一戦だ。

 試合は序盤から遥心が主導権を握る展開に。リング中央で構えるサウスポーの遥心に対し、鈴木は距離を取りながら右ミドルキックで様子を見る慎重な立ち上がり。ラウンド中盤にはクリンチによる掴み合いが続き、Krushではやや珍しい荒々しい攻防が見られた。

 残り1分、掴み合いを経てスイッチが入った遥心は、強烈な左ハイキックで流れを変えると、脱力したような左の三日月蹴りを鈴木のボディに突き刺す。この蹴りがボディに突き刺さると、鈴木はその場に“土下座ポーズ”のように崩れ落ちてダウン。

 見た目以上のダメージに、リング中央で悶絶する鈴木の様子を見たファンからは「え?」「三日月?」「刺さった」「ローブロー?」と混乱する声も。会場からも「ローブローじゃないか」といった声が上がったが、ABEMAのゲスト解説を務めたKrushプロデューサー・宮田充は冷静に「少し間をおいて倒れましたよね…腹が効いたときの倒れ方です」と解説した。

 なんとか立ち上がった鈴木だったが、さらなる悲劇が再びボディを襲う。遥心の右バックスピンキックがボディを直撃。激痛に顔を歪めた鈴木は、マットに頭をつけたまま動けず、レフェリーが試合をストップした。

 肩の力が抜けたような最初の三日月ダウンに、一部のファンからは「何が起きた?」「ローブローでしょ」など驚きと困惑の声もあったが、直後の狙い澄ましたバックスピンキックに対しては「悶絶してる」「今のは上手かった」と称賛の声が相次いだ。スローリプレイでは、遥心の三日月蹴りが綺麗に鈴木のボディに突き刺さる様子が映し出され、「綺麗に入った」「お見事!」「空手エグい」と正確性と攻撃力にただただ唸る声も。

 多くの選手が「ボディショットが効くと本当に苦しい」と語るように、1度ならず2度も“突き刺さった”鈴木は、身体を「くの字」に曲げたまま1分以上動けず、マットに頭をつけたままだった。見た目以上に衝撃的で、壮絶すぎるKO劇。なお、1度目のダウンについて、解説は試合後、改めて「レフェリーはローブローだと思ったのかもしれない」とレフェリーの反応を踏まえて述べるなど、遥心の三日月がいかに鋭く、ピンポイントだったか驚いた様子で語った。

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【映像】空手おそるべしの“一撃”で衝撃KO
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トロフィーを股間に当てラウンドガールと…「最悪だよアイツ」「ラウガ困ってる」劇的KO後の蛮行が波紋
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