第1セット16-20の場面で、STINGS愛知の宮浦健人が相手サントリーのポーランド代表アレクサンデル・シリフカのスパイクをブロックでシャットアウト。流れを変えたいサントリーは、サントリーのヘッドコーチであるオリビエ・キャットがタイムアウトを取った。

 注目のシーンは直後のことだ。この日、1万1451人の観客が集まった有明アリーナでは、タイムアウトに際してラテン系のアップテンポな曲が流れていた。室内競技ではよくある一幕ではあるものの、ここでABEMAのファンが「フリーマンきた」「この曲あれやん」「MLBで草」といった反応が相次いだ。このとき場内で流れたのは、大谷翔平が所属するドジャースの同僚でMVPトリオの一人でもあるフレディ・フリーマンの登場時で使われるお馴染みの曲。Dayvi & Victor CardenasがKelly Ruizを迎えた楽曲『Baila Conmigo』。ラテン系の明るいメロディとリズムは、MLBファンの間で「フリーマンの曲」として知られている。

 ABEMAでMLB中継が配信されていることもあり、ドジャースのファンもSVリーグを視聴していたのだろうか。バレーボールで、しかもまさかの天王山の最中に野球ファンが反応するという珍しい場面となった。

 なお、試合はSTINGS愛知が2セットを先取したものの、サントリーが続く2セットを奪い返し、最終第5セットもデュースが続く展開の末、サントリーが26-24で上回る。SVリーグ初代王者を懸けた争いの第1戦は、サントリーが大逆転劇でモノにした。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

【映像】「フリーマンきた」熱戦の最中に“ほっこり”珍事
【映像】「フリーマンきた」熱戦の最中に“ほっこり”珍事
女子バレーで開脚美技→“神の手”レシーブ 衝撃連係に実況驚き
女子バレーで開脚美技→“神の手”レシーブ 衝撃連係に実況驚き
え、うそーん… 女子バレー、“幻”の回転レシーブ 壮絶ラリーでまさかの結末
え、うそーん… 女子バレー、“幻”の回転レシーブ 壮絶ラリーでまさかの結末