瀬戸熊の攻撃力が一層際立ったのは、南2局2本場。小林のリーチに対して、危険牌のドラ1筒を押して追っかけリーチ。3・6筒待ちのタンヤオを小林から6筒でロン。解説の石橋伸洋(最高位戦)は「よくリーチ行きましたね!なかなか行けないですよ」と脱帽だ。
「うちの場合は追う立場。あの形はあれが自然」と試合後に淡々と振り返ったこのリーチ・タンヤオ・赤の7700点(+600点)が強烈なダメ押しとなり、そのままトップでゴールインした。試合後はカメラにちらりと視線をやるも、燃え盛った闘志が残り表情は険しいままだった。
試合後は「うちは残り10戦、できる限りトップを取らないといけない立場。ここ数試合、僕は不甲斐なかったので、素直にうれしいですね」とコメント。逆転優勝を願うファンの気持ちは、瀬戸熊も十分に理解している。一方で、追うチームは3つある。瀬戸熊はそれを踏まえて「ユニバース(ファン)の方から『絶対諦めない』という言葉がチラホラ見えた。チームでの話し合いで『まずは一つ、着順を上げよう』ということで(決まっていた)」と残り少ない試合との向き合い方を説明。優勝を目指すその前段階として、3位浮上が目先の目標と告げた。
「よくやったクマ」Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




