離職率で悩む会社が多いなか、無断欠勤を義務化するなどの一風変わったルールを導入して、業績を伸ばしている会社がある。
無断欠勤義務化を掲げる会社は大阪府摂津市にある「パプアニューギニア海産」。海老の下処理や加工、エビフライの製造などをおこなっている水産加工会社で、現在従業員は合わせて22人、正社員3人以外はパート従業員で構成されており、無断欠勤の義務化はパート従業員のみに適用。出社時間も自由で「何時から来るという連絡もしてはならない」という規則がある。
勤続歴10年の菊池さんは「朝遅刻がないことがありがたい。いつ来てもいいので、朝用事が終わってなかったとしたら、自分のことをしてから出勤しても遅刻にはならない」「(仕事を始めたころ)まだ子どもが小さかった。一番下の子が4歳とかだったので、幼稚園や保育園に預けないといけない時期で、熱を出したりとかも」とコメント。
勤続歴7年の中村さんは「前のところ(職場)が2人でペアを組んで作業をするっていうところだった。休むとどうしても相手に迷惑をかけてしまう。ここだと休んでも誰にも迷惑をかけないので応募した」と同社で働く理由を語った。
なぜ無断欠勤義務化にした?
