これらの規則対しては、ネットで「離職させないために社員を甘やかしている」「無断欠勤を強要するのはいかがなものか」など疑問視する声もある。
武藤氏はこれらの声に「人が辞めないで育っていけば、絶対(作業の)効率は上がる」といい、「義務化はストレス防止」にもつながっていると説明した。
無断欠勤を義務化した理由について、武藤氏は「社会一般では連絡するのが当たり前というか。しなければ怒られるので、『しなくていいよ』だと連絡しちゃうかなと思った。なのでこれを禁止にすればやるしかないので、吹っ切れるためにそういう風にした」と説明。義務化は導入してすでに10年が経過しているという。
義務化がプラスに働く仕組みについて武藤氏は「単純なことだが、自分で選んで来ているから、体調がいいときに来たら自分の力を発揮しやすい。自分が体調悪いときは休んで、来たときは一生懸命やろうという気持ちになる。純粋なところで効率が上がっていくかな、というのが続いている」と語った。
また「これはパート従業員に対しての働き方で、出勤しないと時給なのでお給料が出ない。社員はこの形ではやっていない。時給で働くパートさんは、こっちが来い来い言わなくても来るのではないか、というのがそもそもの考え方」と明かした。
無断欠勤義務化の成果は?
