厚生労働省は14日、出産費用の自己負担額無償化に向けて、制度設計を進めるべきとする案を専門家らによる検討会で示し、大筋で了承された。
現在、通常の分娩は保険適用外となっているが、代わりに50万円の出産育児一時金が支給されている。しかし、出産費用は値上がりしていて、医療機関によってはこの額を上回っている。
実際に、どのくらいの金額を支払ったのか。また、自己負担額無償化の方針についてどう思っているのか。街で、お母さんたちに聞いた。
「4月に出産したので、もうちょっとだったなっていうのもあって、タイミングによって“平等じゃない”と思う人はいると思う。大部屋だったけど、無痛(分娩)にしたので30万円ぐらいを自己負担で支払った」(30代)
「間に合わなかったなって思ったけど、いいことだと思う。無痛(分娩)で有名な病院で高齢出産だったので、NICU(新生児集中治療室)もあって安心できるところを選んだ。(費用は)150万円ぐらいかかった。そこから50万円の補助が出るから、実質100万円ちょっと。高い」(40代)
「実家が茨城なので、里帰り出産した。自分一人だと大変なので親に頼ろうと。(費用は)40万円弱だったかな。個室だった。普通の(分娩)」(40代)
「1人目は里帰り(出産)で、この子(2人目)は里帰りではなく神戸で出産した。普通分娩で2人とも産んだ。(費用は)30万円ぐらい。子どもが少なくなっているので、無償化であれば産もうかなと考える人も多かれ少なかれいるのかなと思う」(20代)
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