■慢性的な人手不足の介護業界
過酷で低賃金というイメージが強い介護業界において明るく楽しく働く岩佐だが、もちろん悩みもある。人手不足の問題には常に直面する。「私は介護の仕事を始めて4年弱で何回か転職をしている。いろいろな施設を見たかったこともあるが、本当に転職が簡単だった。どこも人を求めているので『やる気のある人はどんどん来てください』という感じ」と実体験を語った。
政府内でも介護職の処遇改善を進めるという流れもあるが、いわゆる「2025年問題」によって団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、さらに介護業界への負担は大きくなる。それだけに岩佐は「賃金問題は今すぐどうこうなる問題ではない。すぐにできるのは何かと言うと分業化だ。介護職でなくてもいい仕事はたくさんある。掃除をするとかお茶を淹れるとか。それこそ高校生がアルバイトをしてくれてもいい。若い子が来たら(高齢者も)喜ぶ。介護職が全部やるからハードになるのであって、もっと切り分けたらいい」と提案した。
今後も岩佐は業界に飛び込むきっかけとなった西田とともに介護業界で働きつつ、イメージアップや処遇改善に向けた発信を続けていく予定だ。
(『ABEMA Prime』より)

