バイエルン女子にもすっかり馴染む
ちなみに谷川の性格を聞くと、「彼女はとてもフレンドリーよ。自分をシャイだと思っているみたいだけど、全然違うわ。ずっと話し続けてるもの」とのこと。ちなみに2人はファッションの話もよくするそうで、洋服を交換したこともあるという。
谷川はこのインタビュー中もスタンウェーの言葉に頷いたり笑ったりして反応するなど、英語も聞き取りは問題ないレベルまで上達。バイエルン女子に正式加入してまだ4か月ほどだが、チームにすっかり馴染んでいるようだった。
このドイツ最強チームについて谷川は、「すごくレベルの違いを感じています。プレースピードだったり、フィジカルの部分だったりがまったく違う」と感想を口にし、「強度の高い中でも戦い抜ける身体作りをする必要があるし、より成長できる環境にいると感じます」と満足げだ。
そして、世界トップレベルを日々実感するからこそ、おぼろげだった夢もより明確化した。ズバリ、女子バロンドール(年間世界最優秀選手賞)の受賞だ。谷川は取材中に次のように告白した。
「バロンドールを獲得するっていうのは、ずっと夢でもあります。最初は少し軽い感じだったんですけど、今は本当に獲りたいという気持ちが強くなっています」
4月の代表活動は怪我で辞退を余儀なくされたものの、ブラジル女子代表との強化試合2連戦(日本時間5月31日と6月3日)でなでしこジャパンに復帰した谷川。ハイレベルなドイツの地で日々磨かれ、世界一の選手という夢をたぎらせる20歳の超新星の活躍に期待したい。
(ABEMA/なでしこジャパン)




