■予備自衛官になるには?
令和7年度の予備自衛官補(一般)の採用要綱を見ると、18歳以上〜52歳未満(2024年に34歳未満から引き揚げ)で、自衛官候補生と自衛隊勤務期間が1年未満、日本国籍を持つことが条件だ。また、身長は男子150cm以上・女子140cm以上で、身長と均衡を保つ体重。視力は裸眼0.6以上または矯正視力0.8以上などが求められる。
予備自衛官(一般)に任用されるには、予備自衛官補の採用試験(筆記試験・口述試験・適性検査・身体検査)に通り、採用・出頭して、教育訓練(50日/3年以内)を受ける。そして訓練終了すると、予備自衛官に任官される。
太さんは「体力によって訓練のきつさは変わる。運動経験のある人は『へっちゃらだ』と言うが、わたしはそこそこだった」と振り返る。試験は「国語や数学のペーパーテストと、体力測定までではないが身体検査があった。一緒に訓練を受けた中には、大学生や金髪、そんなにスポーツしていない人もいた」という。
■自衛官を増やすためには「誇りと名誉」ある仕事だと知ってもらう
