【MLB】メッツ 3—1 ドジャース（5月25日・日本時間26日／ニューヨーク）
ドジャースの大谷翔平投手がメッツ戦に「1番・DH」でスタメン出場。第1打席で打球を空高く舞い上がらせると、マウンド上の千賀滉大投手はただ見上げることしかできなかった。
注目の今季初対決となった第1打席、初球にカットボールを見せた千賀の2球目、真ん中寄りのストレートを完璧に捉えると、打球はライトスタンド上段へと吸い込まれていった。打球速度は108.2マイル（約174キロ）、角度31度、飛距離411フィート（約125.3メートル）。
打った瞬間それとわかる完璧な1発だった。千賀は打球の行方を見つめたまま腰に手を当て、呆然とした表情を浮かべていた。大谷と千賀の対戦はメジャーでは約2年ぶり。日本時代を含めれば何度も顔を合わせてきた“宿命の対決”。この再戦で先手を取ったのは、バット一本で空気を変える男・大谷だった。
5試合ぶりの1発に、中継の視聴者も「うわ。えぐ」「容赦ない」「全力で振ってへんやろ笑、すげー笑」「とんでもない打球で草」など、笑うしかないといった声が相次いだ。
大谷の先頭打者アーチは今季4度目、通算16度目。直近7試合で32打数6安打1本塁打、打率.188とやや苦しんでいた中での“口火”となった。開始直後から敵地を沈黙させたこの一撃が、大谷の量産モードを呼び起こすかもしれない。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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