将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(32)が挑戦する第10期叡王戦五番勝負は5月26日、千葉県浦安市の「ハイアットリージェンシー東京ベイ」で第4局の対局が行われている。シリーズは伊藤叡王の2勝1敗で推移。本局で初防衛を決めるか、斎藤八段が踏ん張るか。注目の戦型はシリーズ初の「角換わり」となった。
伊藤叡王の初防衛か、斎藤八段の7年ぶりのタイトル獲得か。大注目の中で争われている五番勝負は、早くも佳境へ。第4局は千葉県浦安市に舞台を移して争われている。これまでの3局は相掛かりの戦いが繰り広げられてきたが、本局は斎藤八段の先手で角換わりの進行となった。
両者ともに得意戦型だが、ともに端の位を取り先手は矢倉、後手は浮飛車に構えて今後の激戦へと備えていた。戦いは伊藤叡王から仕掛けていったものの、斎藤八段は玉をぐっと引いた対応を見せると、ABEMAの中継に出演した鈴木大介九段(50)は「挑発的だねー!これは私が(対局者として)指していたらイラっと来る」とコメント。挑戦者の強気の一手に対し、伊藤叡王が手を止めて昼食休憩に入った。
注目の一戦を制するのはどちらか、今後の展開から目が離せない。持ち時間は各4時間。
両者の注文した昼食メニューと残りの持ち時間




