藤田晋氏と森山茂和氏
【映像】日本代表選手、発表の模様

 7月1日から開幕する「アース製薬100周年記念 世界麻雀TOKYO2025」チーム戦における日本代表チームの発表が5月29日に行われた。世界各国から計45チームが参加し、日本からは8チームが参加。代表監督を務める藤田晋氏が、計34選手の名前を読み上げた。4回目となる世界麻雀で、過去は全て個人戦ながら優勝者は全て日本人。初の団体戦をホスト国として行うだけに、藤田氏は「優勝は最低限のノルマ」と意気込んだ。

【映像】日本代表選手、発表の模様

 世界麻雀はこれまで2014年・パリ、2017年・ラスベガス、2022年・ウィーンで個人戦のみで開催され、全ての大会で日本人の麻雀プロが優勝。今回も個人戦が行われるが、初開催の団体戦は「国別対抗戦」にもなり、日本代表選手も他のスポーツ競技と同じく、日の丸を背負って戦うことになる。

 選手発表後の囲み取材で藤田氏は「麻雀はオリンピック種目になるような世界一面白いゲームだと思っている。選考の期間は半年ぐらいあったので、Mリーグや各団体のリーグ戦、タイトル戦を見て比較検討して選んだ」と、代表チームの選考について説明した。さらには「サッカーの日本代表監督を羨ましいなと思っていたが『こんなに自由に誰を取ってもいいの』というか、組み合わせや取捨選択は難しかったが、相当気分のいい作業だった」とも述べた。

 日本の8チームは、他国の37チームと世界の頂点をかけて争うことになる。当然ホスト国としても優勝は逃せない。「もう優勝は最低限のノルマ。これだけのチームを揃えさせてもらったので(表彰台の)過半数は取らないと」と目標を掲げた。

 大会の事務局長で、日本プロ麻雀連盟会長・森山茂和氏は、オーバー60代表チームで選手としても参加する。世界の麻雀レベルについては「2014年に第1回の世界大会が開かれたが、年を経るごとにレベルが上がっている。今はまだ日本の人しか勝っていないが、将来はたぶん海外選手がどんどん優勝したりすることになる。団体戦でも日本が苦しい立場に立つと思うが、まだ日本が強いから安心してください」と語っていた。

日本代表チーム選手一覧

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