“賞与の給与化”で社会保険料はどうなる?
【映像】年収を12分割、賞与1回、2回 社会保険料の差は?
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 今年3月までの1年間(2025年3月期)の最終利益(純利益)が、4年ぶりに過去最高を更新したソニーグループ。このソニーグループで今年度から導入されるのが、冬のボーナスを廃止することによって、夏のボーナスと月給を引き上げる制度、いわゆる「賞与の給与化」だ。では、手取りが増えるのは「ボーナスあり」なのか「なし」なのか。社会保険労務士に聞いた。

【映像】年収を12分割、賞与1回、2回 社会保険料の差は?

「社会保険料には毎月支払われる給料に対して計算されるものと、賞与は別で社会保険料の計算をされるので、『賞与でもらうのか』『給料で月々もらうか』によって、社会保険料は金額が変わってくる」(社会保険労務士・藤井貴子氏、以下同)

 年収が同じ場合でも、給与体系の違いによって社会保険料の額は変わってくる。当然、社会保険料を低く抑えることができれば、手取りの額は増えることになる。

 では、ボーナスを月給に組み込む「賞与の給与化」が導入された場合、社会保険料にどの程度の差が生じるのか。

「(場合によって)20万円くらい差が出てくる。年収は同じでも支払い方によって、これだけ社会保険料・手取り額が変わる」

藤井氏がシミュレーション 3つのケースで社会保険料を算出すると…
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