■日本の道路は難しい?外国人の事故を防ぐには

外免切替件数
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 自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏は、「ほとんどの国は『左ハンドルの右側通行』で、外免切替の試験では『右ハンドルの左側通行』を体験できるが、国際免許の人はまったく練習の機会がない。自国からレンタカーの予約をして、審査もないまま借りる方が危険なのではないか」と考えている。

 ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は、「ベトナムや中国の国民が国際免許を取得できないからと言って、外免切替を認めるのが、そもそもの間違いだ。『不便ならジュネーブ条約に批准して』という話で、日本が便利にしてあげる必要がない」と指摘する。

 加えて、国際免許についても、「もし運転して何かあれば、レンタカー業者がペナルティを負うべきだ。外国人は、漢字とひらがなまじりの『止まれ』が読めない。標識を読めるようにするのを、国ではなくレンタカー業者の責任にすれば、追加負担がなくてもできる」と考える。

 コラムニストの河崎環氏は、「アメリカに行ったとき、国際免許で左ハンドル・右側通行を経験した。いきなり実地でやると、スピード感も異なり、『死ぬかもしれない』と感じる。ハンドルが逆の国なら、研修や小冊子などで周知した方が絶対にいい」と振り返る。

■対歩行者の事故が多い日本
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