【MLB】ナショナルズ9-3マーリンズ(5月30日・日本時間5月31日)
5月30日(日本時間5月31日)に行われたワシントン・ナショナルズ対シアトル・マリナーズの一戦で、マリナーズのJ.P.クロフォードが“ボール球のストライク”で球審に抗議し、退場となったひと幕が物議を醸している。
0-2、マーリンズ2点のビハインドを追う6回裏・マーリンズの攻撃、無死、一、三塁と反撃の好機で打席に立った1番のクロフォードは、ナショナルズ先発のマッケンジー・ゴアに対し、初球、外寄り高め、137km/hのスライダーを見送ってストライクを先行されると、続く2球目は、外寄り高めいっぱいのところへと釣り気味に投じられた154km/hの速球は打ちにいって空振りとなり、カウント0-2と追い込まれることに。そして勝負の3球目、ゴアが投じたのは、空振りを誘いに外角高めに外した155km/hの剛速球。これをクロフォードがよく見極め、カウント1-2となるかと思いきや、アンディ・フレッチャー球審の判定はまさかのストライク。この1球は、MLBの公式記録上も“ボール球のストライク”でしかなかったため、クロフォードは激怒することとなったが、フレッチャー球審に詰め寄るも受け入れられず、即座に退場を宣告させることなった。フレッチャー球審による“疑惑の判定”と、クロフォードの退場劇に、ファンからは「ふざけるなよ!」「これは審判がいけない」「あまりに酷すぎて」「ボールかストライクかという以前のレベルで問題」「完全に誤審」「辞めさせろ」「AI審判待ったなし」といった様々な反響が巻き起こることに。
クロフォードといえば、その優れた選球眼を発揮する形で、2023年にはア・リーグ最多となる94四球をマーク。一方、フレッチャー審判員は、たびたびその判定が物議を醸し、たとえば2018年9月7日に行われたコロラド・ロッキーズ対ロサンゼルス・ドジャースの一戦では、“疑惑のストライク判定”を連発。中継に参加した解説陣から苦言を呈されるという異例の状況の中で、抗議したロッキーズのバド・ブラック監督(当時)を退場処分にするという“逆ギレお裁き”を披露し、さらに批判を浴びることとなった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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