どうみる?管理職の“プレイングマネージャー化”

どうみる?管理職の“プレイングマネージャー化”
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 また昨今増えている管理職の兼務の形、“プレイングマネージャー化”について滝川氏は以下のように解説する。

「マネージャーや管理職の人は、プレイヤー時代の知識や経験をベースにマネジメントの仕事をしていくことになると思うが、今、世の中の変化が早いため自分がプレイヤーの時に経験していないことも目の前で起きている。例えば生成AIを導入しながらの仕事など、自分もやりながらマネジメントした方がいいことが結構あるため、プレイングマネージャーってネガティブに言われがちでしんどい部分もあるが、ある程度の組織としての運用ルールを作った中で、やらざるを得ないことはあると思う」

 最後に、“兼務疲れ”を防ぎメリットを最大限に生かすために大切なことを滝川氏に聞いた。

「まず、キャパオーバーになっていないかどうか、労務管理は絶対に必要で、そのために別部署の管理職の方とちゃんと連携する必要がある。あと、何が優先なのかを決めた上で兼務した方がいい。また、本人がキャパオーバーでパニックになっている様子が見えてきたら、すぐに剥がした方がいい」

「もう一つ、評価と報酬への反映もマネジメントの責任としてセットだと思う」

(『ABEMAヒルズ』より)

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